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風水の歴史
最近の占術界では｢風水｣という言葉が流行しています。内容を聞くと単なるカラー占いであったり､インテリア術の類が多いようです。
それでは｢風水｣とはどのような占術を指すのでしょうか。
歴史上で｢風水｣という言葉を最初に使用したのは､普代(４世紀頃)の郭璞(かくはく)という人であり､著書である『葬書』(埋葬や御葬式のしかたについてかかれた書。) ｢気は風に乗れば散り、水にくぎられれば止まる。古人は気を聚(あつ)めて散らさず、気を行わせて止めます。故にこれを風水といいます。｣
簡単にいえば､風水とは「生気を利用する占術」で､「風を避け､水を集める」ことによって「生気」を得ることです。
生気とは、万物を育成させる気のことで、すべての生命を生み出す元になるものと考えられている。
最初の郭璞の時代には、もっぱら隠宅(死者の住む宅ということで､所謂墓相のこと)をみる占術だったが、時代を経るに従って、陽宅(生者の住む宅で､家相のこと)にも応用するようになった。
ちなみに､現代における風水は､地磁気と人との関係を追究している。
隠宅(墓相)・陽宅(家相)の作用 泰･漢の時代には陽宅及び隠宅の周囲の地形の良否が､子孫に災禍をもたらしたり、慶福を招いたりするという説が唱えられるようになり、後に前述の郭璞を初めとして数多くの風水師が現れました。
唐の時代にはコレが一般的にも信じられるようになり、家を建てるにも墓地を選ぶのにも、地形や地勢を調べる必要性があるとされた。
隠宅も陽宅も風水の原理はほとんど同じでだが、その作用の及ぼす範囲は次のように異なっている。
隠宅(墓相)＝祀られている人の子孫三代から五代までの全員に影響します。
血縁関係のある子孫にだけ影響し、同居人や血縁関係のない養子には影響し ません。
女性の場合は、婚家先のお墓だけでなく、実家のお墓の影響も受ける。
陽宅(家相)＝その家に住んでいる期間、同居している一家全員に影響します。
違う家に引越しすれば、今度は引っ越した家の影響を受けます。
これは血筋とは無関係なので、他人が同居していても作用を受けます。
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